【種牡馬考察】2023新種牡馬産駒を考える~アドマイヤマーズ~

シルク勝負服

シルクの2023年募集に向けて、新種牡馬をざっくり考えるシリーズ、今回は新種牡馬アドマイヤマーズ産駒です。
この記事では、アドマイヤマーズの基本情報と、シルクホースクラブで募集予定の3頭についてまとめます。

2023年新種牡馬考察はこちらから↓

【シルク2023出資馬検討】新種牡馬産駒を考える~ナダル~

【シルク2023出資馬検討】新種牡馬産駒を考える~サートゥルナーリア~

(シルクホースクラブの2023年募集予定馬はこちらから)

アドマイヤマーズ Admire Mars

アドマイヤマーズ

栗毛  2016年生  体高/164.0cm
ダイワメジャー × ヴィアメディチ(IRE)
2021年種付料 / 300万円
2022年種付料 / 250万円
2023年種付料 / 250万円

2018年JRA最優秀2歳牡馬

年齢着順レース名競馬場距離タイム
21st朝日杯フューチュリティS-G1阪神芝1600m1.33.9
デイリー杯2歳S-G2京都芝1600m1.35.4
中京2歳S-OP中京芝1600m1.34.7
2歳新馬中京芝1600m1.37.7
31st香港マイル-G1Sha Tin芝1600m1.33.25
NHKマイルC-G1東京芝1600m1.32.4
2nd共同通信杯-G3東京芝1800m1.47.0
4th皐月賞-G1中山芝2000m1.58.5
43rd香港マイル-G1Sha Tin芝1600m1.33.81
マイルチャンピオンシップ-G1阪神芝1600m1.32.2
スワンS-G2京都芝1400m1.21.5

来歴

アドマイヤマーズはデビュー4連勝で2018年の朝日杯フューチュリティステークスを制し、その活躍でJRA賞最優秀2歳牡馬に選出されました。その後、クラシックを目指して距離を伸ばしましたが、共同通信杯では2着、皐月賞では4着と敗れてしまいます。しかし、適距離に戻ったNHKマイルカップでは見事な快勝を飾りました。

さらに、3歳の秋には香港マイルで、香港マイル王ビューティージェネレーションなどを蹴散らして優勝しました。そして翌年、香港マイルでの連覇を目指しましたが、3着に終わり、そのレースをもって引退となりました。

1600mの同距離でG1を3勝しているまさにマイルのスペシャリストでした。

血統背景

アドマイヤマーズの血統表を見ると、まず目が行くのはHaloの3重クロス。これはスピードを強調する配合としては定番ですが、成功する確率も高いとされています。また、ミスプロ系の血統、特にフォーティナイナーやUnbridled’s Songは成績を上げやすく堅実なタイプです。ノーザンダンサー系ではDanzigはお勧めの配合かもしれません。

母母父のMachiavellianの血も日本と非常に相性が良く、ダイワメジャーと同じく先行力と機動力を強調してくれます。ストロングポイントが明確な馬なので、種付価格も相まって馬産地側としても有り難いのではないでしょうか。

先行して行われた社台サンデーのアドマイヤマーズ産駒を見てもダイワメジャーっぽいなあという印象の産駒が多く、イメージとしては先行して強さを見せるタイプ、そして2歳戦から活躍可能な早熟性も十分に期待できそうです。

特に今の日本競馬では2歳時の始動の早さは非常に重要な指標のひとつですから、必ずアドマイヤマーズの血には需要が生まれるはずです。

シルク募集予定のアドマイヤマーズ産駒

エイシンシルダリアの22[牡] 
一口価格50,000円

父アドマイヤマーズ×母父キングカメハメハ
美浦 高橋文雅厩舎

エイシンシルダリアの22

アイオイファーム生産でシルクの募集の本馬。セリで仕入れてきたんですかね…?
Glorius Songのクロスがあり、Haloが3本入る点が目を引きます。

一つ上のミッキーアイル産駒の姉アオイエクラタンは6/17の函館新馬戦でデビューし、8番人気12着。

ロッテンマイヤーの22[牝] 
一口価格60,000円

アドマイヤマーズ×母父クロフネ
美浦 新規開業厩舎

ロッテンマイヤーの22

一個下のエピファネイア産駒ゼーゼマンは同じくシルク募集。
7月1週目の段階ですでにゲート試験に合格し、ノーザンファーム天栄に放牧中。本馬も早くからの活躍が期待できそうです。

サンデーの3×4のメジャーな配合ですし、綺麗な血統表だなあという印象。
ただ、ダイワメジャー×母父クロフネがあまり結果出ていない点は気がかりな所です。

ギエムの22[牡] 
一口価格80,000円

アドマイヤマーズ×母父Medaglia d’Oro
栗東 藤原英昭厩舎

ギエムの22

名門藤原厩舎に預託予定。募集価格と厩舎を見ても自身ありそうな感じです。
兄弟も全員勝ち上がっており、兄に皐月賞5着のショウナンバシット(シルバーステート産駒)がいます。

これだけで人気になりそうな気配タップリです。間違いなく抽優使わないとムリでしょう。

まとめ

個人的に気になるのはやはり藤原厩舎のギエムの22です。当然人気にもなりそうですが…

兄弟を見ていても早期デビューからの皐月賞を狙いたくなります。少なくとも未勝利勝ち以上は期待できるんじゃないでしょうか。
馬体写真と測尺を見るのが楽しみです!