一口馬主の出資馬が故障したら|疾病別の休養期間・復帰率・見舞金の早見表【出資後ガイド②】

募集馬見学ツアー

一口馬主をやっていると、いちばん心臓に悪いのが「頓挫」の知らせです。「ソエが出ました」「屈腱炎と診断されました」「骨折のため手術を行いました」。同じ頓挫でも、数週間で戻ってくるものから、そのまま引退につながるものまで幅が大きいのに、近況の文面だけでは「これはどのくらい重いのか」が分かりにくいんですよね。

この記事は、出資馬に起きやすい疾病・故障を「何が起きているか」「典型的な休養期間」「競走復帰率」「復帰後の成績への影響」「見舞金の対象になるか」の5点で整理した、出資後ガイドの2本目です。数字はJRA競走馬総合研究所(総研)、JRA馬事公苑、BTC(軽種馬育成調教センター)、査読論文などの一次情報にできるだけ当たり、出典が見つからなかった項目は「未確認」と明記しています。

※クラブの近況報告は規約上そのまま転載できないため、本記事に登場する実例はすべて私の言葉で要約しています。

目次

この記事でわかること

  • 出資馬に起きる疾病・故障の「頻度」と「重さ」の全体像(骨折はレース中の出走の約1.6%、うち予後不良は約4%)
  • ソエ・骨瘤・フレグモーネ・熱発など、若馬に多く、時間が解決してくれるトラブルの見分け方
  • 屈腱炎・骨折・剥離骨折の部位別の復帰率と平均休養日数(JRA総研の16年分の追跡データ)
  • 鼻出血・熱中症・競走中止・予後不良などレース当日に起きることとJRAのルール
  • 事故見舞金・疾病見舞金・抹消給付金の金額(2026年1月現在)と、出資者への戻り方
  • 私の出資馬で実際にあった「頓挫→復帰」の時系列(要約)と、出資者としての受け止め方

まず全体像|頓挫はどのくらい起きるのか

「うちの馬だけ頓挫が多い気がする」と感じるのは、たぶん気のせいです。トレセンの診療所レベルで見ると、競走馬の病気の3分の2は運動器(脚)で、残りが消化器・呼吸器・外傷・皮膚という構成になっています。

分類割合主な内容
運動器疾患64.7%ソエ、骨瘤、屈腱炎、骨折、球節炎、跛行全般
消化器疾患9.3%疝痛(便秘疝・風気疝・変位疝)
呼吸器疾患8.9%感冒、輸送熱、咽喉頭炎、鼻出血
損傷(外傷)6.2%馬房内・輸送中・放牧中のケガ
皮膚疾患6.0%フレグモーネ、皮膚炎
美浦トレセン競走馬診療所 平成20年度の病類別割合(田嶋義男「日本獣医師会雑誌」62巻, 2009)

頻度の目安として押さえておきたい一次データを並べます。年間の中央競馬所属馬は延べ数千頭、出走は年間4〜5万頭規模なので、「出資馬が5〜6頭いれば数年に1回はどれかに当たる」くらいの感覚が現実的です。

疾病・故障発生頻度出典
レース中の肢の骨折2021年:689件、延べ出走頭数の1.58%。うち救命できなかったのは25件(約3.6%)JRA総研「研究所だより」2023年1月
骨折(競走・調教含む)中央競馬全体で年間1,100頭余り(ピークは1993年の1,996頭)。前肢が約8割BTCニュース74号(吉原豊彦)
浅屈腱炎(屈腱炎)2001年950頭 → 2006〜10年は年800頭前後 → 2011〜15年は年500頭近く。入厩実頭数あたり年約11%(1999年)笠嶋快周「日本獣医師会雑誌」2017/Kasashima et al. 2004
ソエ(管骨骨膜炎)年間約1,000頭(1988〜2007年平均1,003頭)。99.4%が前肢BTCニュース75号(吉原豊彦)
鼻出血(競走中)1,000出走あたり1.30件(2001〜2020年、4〜9月)Sugiyama et al., Animals 2023
熱中症(競走後)出走の0.04%(1999〜2018年)。直近は0.07%超で増加傾向Nomura et al., J Equine Sci 2019
主な疾病・故障の発生頻度

ポイントは、「骨折=予後不良」ではないということ。レース中の骨折689件のうち96%は手術や保存療法で命は助かっていますし、部位によっては8割近くがレースに戻ってきます。逆に、骨折より「軽そう」に聞こえる屈腱炎のほうが、競走復帰率で見ると圧倒的に厳しい。ここが出資者の直感と実データがいちばんズレるところなので、次の章で部位別に見ていきます。

疾病別ガイド①|若馬に多く「時間が解決する」トラブル

1歳の秋から2歳のデビュー前後に集中して出てくるのがこのグループです。近況に出てくると心配になりますが、どれも成長過程のスポーツ障害に近いもので、正しく休ませれば予後は良好とされています。

ソエ(管骨骨膜炎)

項目内容
何が起きているか管骨(前脚のスネ)前面の骨膜の炎症。骨が固まりきっていない若馬に強い調教や硬い馬場が重なって起きる、微細な疲労骨折の修復反応
多い時期2歳前後。札幌競馬場の調査では入厩馬156頭の34.0%が発症し、入厩から1か月以内の発症が多い
休養の目安軽ければ数日〜数週間の乗り運動で落ち着く。長くても3か月程度とされる(一次資料に日数の統計はなし)
予後慢性化すると痛みは消え予後良好。ソエを出した馬と出さなかった馬でその後の骨折頭数に差はなかった(各20例)
再発化骨が終わるまでは繰り返しやすい。繰り返すと骨瘤につながる
近況での言い回し「ソエが出た」「ソエを気にして」「ソエ焼き(点状焼烙)を実施」「ソエの症状が落ち着くまでは軽め」
出典:JRA競馬用語辞典「管骨骨膜炎」、JRA馬事公苑「馬の主な病気」、BTCニュース75・77号

私の感覚では、ソエは「デビューが1〜2か月ずれる」種類の頓挫です。ソエで大きく夢が遠のいたことはありません。むしろ「ソエが出るくらい乗れている」と受け止めるくらいでいいと思っています。

骨瘤・深管骨瘤

項目内容
何が起きているか管骨にできる骨のコブ。副管骨との間の靭帯損傷から起きる骨膜炎が骨増生したもの。深管骨瘤は管骨の裏側深部にできて、熱感や腫れが表に出にくく「跛行だけ」が症状になる
多い時期育成後期〜若い競走馬。育成後期の骨疾患の6%(2001〜03年)
休養の目安具体的な日数の統計は未確認。日高育成牧場は「適切な休養とリハビリで競走復帰は難しくない。休養管理が不適切だと再発・慢性化」としている
予後慢性例ではコブは残るが痛みはほぼ消え予後良好
近況での言い回し「管骨に骨瘤が出て歩様に硬さ」「骨瘤の熱感が取れるまで」「レーザー照射・冷却で対応」
出典:JRA馬事公苑「馬の主な病気」、JRA日高育成牧場「後期育成馬における深管骨瘤」2021、BTCニュース77号

フレグモーネ

項目内容
何が起きているか皮下組織の急性の化膿性炎症(蜂窩織炎)。小さな傷から細菌が入り、一晩で脚がパンパンに腫れ、強い痛みと発熱を伴う
休養の目安数値未確認。早期発見・早期治療なら数日〜数週間で運動再開が一般的だが、重症化すると皮膚が破れて排膿し、機能障害が残ることも
怖いところ治療が遅れると反対側の脚の蹄葉炎や敗血症に進み、命に関わる。だからクラブは「腫れに気づいてすぐ抗生物質」と書く
近況での言い回し「右前肢にフレグモーネを発症、抗生物質で治療中」「熱が下がり腫れも引いたので運動再開」
出典:JRA競馬用語辞典「フレグモーネ」、JRA馬事公苑「馬の主な病気」

熱発・感冒・輸送熱

項目内容
何が起きているか主にウイルス性の上気道炎(感冒)や、長時間輸送のストレスによる発熱(輸送熱)。体温上昇、食欲減退、鼻水、咳
多い場面入厩直後。北海道→本州の長距離輸送のあと。JRA日高育成牧場の実験では26時間輸送で18時間後に10%、24時間後に20%、26時間後に25%が発熱
休養の目安軽症は数日。発熱に気づかず運動すると肺炎に進行し長期化するので、「熱があった日は乗らない」が鉄則
出走への影響JRAは入厩後、既出走馬10日・未出走馬15日の連続在厩を出走要件にしている。入厩直後の熱発でデビューが1〜2週ずれるのはこれが理由
近況での言い回し「入厩後に熱発(39℃台)、投薬で平熱に」「輸送熱で数日軽めの調整」「咳が出ており様子見」
出典:JRA馬事公苑「馬の主な病気」、JRA日高育成牧場「育成馬の輸送管理」2019、BTCニュース95号、JRA馬主FAQ Q4-14

疾病別ガイド②|休養が長くなる故障(屈腱炎・骨折)

ここからが本題です。JRA栗東トレセン競走馬診療所が1993〜2008年の16年間、延べ11,336頭を追跡した調査(神谷和宏ほか、第53回競走馬に関する調査研究発表会・2011年)があり、疾病ごとの「中央競馬への復帰率」「平均休養日数」「復帰後の成績への影響」がまとまっています。一口馬主が頓挫の知らせを受け取ったとき、まず見るべき表はこれだと思います。

疾病発症延べ頭数中央競馬への復帰率平均休養期間復帰後の獲得賞金復帰後の3着以内率
浅屈腱炎6,83919%331日有意に低下有意に低下
腕節構成骨骨折(剥離含む)46979%237日低い傾向差なし
第1指骨骨折(前肢)64759%265日差なし差なし
第3中手骨骨折(前肢の管骨)89051%304日有意に低下有意に低下
第1趾骨骨折(後肢)74658%272日低い傾向差なし
第3中足骨骨折(後肢の管骨)1,14046%273日有意に低下低い傾向
鼻出血22863%156日低い傾向差なし
心房細動37774%87日差なし差なし
JRA栗東トレセン競走馬診療所 1993〜2008年の追跡調査(第53回競走馬に関する調査研究発表会 講演要旨, 2011)。休養期間は発症日から中央競馬復帰日まで。各疾病200頭を無作為抽出

この表から読み取れることを3つだけ。

  • 屈腱炎は別格に厳しい。復帰率19%は、5頭に1頭しかレースに戻れないということ。しかも戻っても賞金・複勝率とも有意に落ちる。「屈腱炎」の4文字が近況に出たら、正直に言えば引退を含めた覚悟をするフェーズです
  • 腕節(膝)の骨折は「意外と戻る」。復帰率79%で、復帰後の成績にも有意差なし。近況で「腕節の剥離骨折、関節鏡手術で骨片摘出」と出たら、半年〜9か月後の復帰を普通に期待していい
  • 管骨(第3中手骨・第3中足骨)の完全骨折は中間。復帰率は5割前後で、復帰後の成績は落ちやすい。手術で命は助かるが、以前の走りに戻るかは五分五分と受け止める

浅屈腱炎(屈腱炎・エビ)をもう少し詳しく

項目内容
何が起きているか前脚の浅指屈腱の中心部に繰り返し大きな力がかかり、腱線維が切れる。腱の裏側がエビの腹のように腫れることから「エビ」とも
休養の目安平均331日。JRA総研常磐支所の標準プロトコルは最低8か月(最初の4か月は常歩のみ、駆歩は6か月以降、9か月目に通常調教)。重症例では発症から出走まで16か月の例も
復帰率中央競馬への復帰率19%。中心型損傷346頭の追跡では、復帰後に5走以上できたのは14.2%のみ。損傷範囲が腱の断面積の20%を超えると復帰率が著しく下がる
再発率幹細胞移植群67.2%、非治療群71.9%。「一度傷んだ腱は元には戻らない」というのが総研の見解
なりやすい馬年齢が上がるほどリスク増(3歳以上は2歳の有意に高リスク)。牡は牝の約1.5倍、重い馬1.5倍、長距離馬約2倍、障害馬5〜12倍。不良馬場・レース時の体重増もリスク
育成期の屈腱炎2歳7〜10月に7割が集中。発症馬の出走率64.4%(母系兄弟88.6%)、勝ち上がり率34.2%(同57.6%)
見舞金「疾病見舞金」の対象(骨折・脱臼・外傷・腱断裂の「事故見舞金」とは別枠)。屈腱炎は18号で、9か月以上出走不能で365万円(2026年度)
近況での言い回し「左前浅屈腱炎を発症」「エコー検査で腱に損傷(低エコー像)」「腱の状態を見ながら段階的に」
出典:JRA総研 高橋敏之「サラブレッドのスポーツ科学」第55回、Kasashima et al. 2004、Tamura et al. 2018、BTCニュース60・63・84号、笠嶋快周 2017

出資者目線で補足すると、屈腱炎は「復帰するかどうか」より「復帰までの1年間、維持費を払い続けるか」の判断がクラブ側に生じます。3歳の春に発症すれば未勝利戦の期限に間に合わないので、クラブはほぼ引退判断になる。5歳の秋に発症すれば、出走可能期間との兼ね合いで同じく引退が多い。逆に2歳の秋や、オープンで賞金を稼いでいる馬なら1年休ませる価値がある。「屈腱炎=即引退」ではなく、年齢と残り期間で決まると理解しておくと、クラブの判断が読めます。

骨折・剥離骨折を部位別に

「骨折」と一言で言っても、骨のカケラが関節内に剥がれた「剥離骨折」と、骨に線が入る・割れる「完全骨折/不全骨折」では別物です。前者は関節鏡で骨片を取るだけなので復帰が早く、後者はスクリュー(ボルト)固定の手術になり、部位によって予後が大きく変わります。

部位よくある病態治療休養〜復帰の目安予後・復帰率
腕節(膝)の剥離骨折追い切りやレースで膝が過伸展し、橈骨遠位端・第3手根骨などの骨片が剥がれる。翌日に腫れと跛行関節鏡で骨片摘出骨片が小さければ術後約3か月で調教再開、レース復帰は6〜9か月復帰率79〜83%。復帰後の成績は健常馬と差なし。ただし片側摘出後に復帰した554頭の26%が同側を再骨折
第1指骨(球節前面)の剥離骨折球節前面の腫れと軽い跛行関節鏡で摘出3〜6か月で復帰可能良好(複雑・開放骨折は予後不良)
近位種子骨の骨折繋靭帯に両側から引かれるため整復しにくい骨片摘出できれば復帰日数は未確認育成馬では前肢内側種子骨の骨折馬の出走率42.9%(他部位100%)
第3中手骨(管骨)の骨折関節面外側の縦骨折が多い。ズレのない不全骨折はギプス、皮質に抜けそうな例・完全骨折はスクリュー固定保存療法またはスクリュー固定平均304日復帰率51%。復帰後の賞金・複勝率は有意に低下。螺旋状縦骨折・横骨折は重症
第1指骨の不全縦骨折発症直後から跛行。骨折線が延びやすい早急にスクリュー固定6か月〜1年以上復帰率59%、成績への影響なし
第3中足骨(後肢管骨)前肢と同様同上平均273日復帰率46%
出典:JRA馬事公苑「競走馬の主な骨折」(松田芳和)、眞下聖吾 Isotope News 2018、神谷ほか 2011、Shimozawa et al. 2001、Mita et al. 2022、BTCニュース81号

部位別の発生割合も見ておくと、競走馬の骨折は腕節48.0%、球節(第1指関節)37.6%で、この2か所で85%以上を占めます(眞下 2018)。つまり出資馬が骨折したとき、統計的には「腕節か球節の剥離骨折」である可能性が高く、それなら復帰率は6〜8割。「骨折」の2文字だけで絶望する必要はない、というのがこの章の結論です。

「予後不良」とは何か

いちばん聞きたくない言葉ですが、意味は知っておくべきです。見舞金規程上の定義は「競走中の事故により死亡し、又は死にひんし救うことのできない状態に陥ったもの」。骨が上下でつながっていればスクリューで固定できますが、粉砕して連続性がない骨折や、膝下の螺旋骨折は成馬では固定がほぼ不可能です。

なぜ「脚1本の骨折で命に関わる」のかというと、500kgの馬は前肢1本に約150kgを載せていて、1本が使えないと反対側の脚に負担が集中し、蹄葉炎(蹄の中で骨が剥がれる不可逆的な病気)を起こすからです。JRA総研は、固定不能な重症例については安楽死が人道的な選択だとしています。2021年のレース中の骨折689件のうち、予後不良は25件(約3.6%)でした。

疾病別ガイド③|レース当日に起きること

鼻出血(運動誘発性肺出血)

項目内容
何が起きているか全力疾走時に肺の毛細血管が破れて出血し、鼻から出てくる。レース中の失速原因になる。外傷性(ぶつけた)と内因性がある
JRAのルール競走中に(外傷性を除く)鼻出血を発症した馬は1回目1か月、2回目2か月、3回目以上3か月出走できない(JRA馬主FAQ Q5-24)。JRAの「出来事」欄に「馬:鼻出血(2回目)」のように公表される
頻度1,000出走あたり1.30件。年間の診断はJRA登録馬でおよそ200頭前後、競走中の発症は70頭前後
リスク因子低い気温(冬)、重馬場、短距離(1400m以下)、加齢、牝・せん馬
休養・復帰平均休養156日、復帰率63%。復帰後の賞金は低い傾向
再発「習慣性になることもある」(JRA用語辞典)。数値は未確認。予防薬の効果は不明とJRA馬事部
近況での言い回し「レース後の検査で鼻出血(1回目)と診断、1か月の出走停止」「鼻出血の影響で息が持たず」
出典:JRA馬主向けFAQ、JRA競馬用語辞典「鼻出血」、Sugiyama et al. 2023、神谷ほか 2011、JRA総研雑誌 2016

熱中症(労作性熱射病)

項目内容
何が起きているか高温多湿で体温調節が追いつかず、体温上昇・速く浅い呼吸・元気消失。重症は痙攣・起立困難。涼しい場所で冷却と水分補給
頻度競走後の発症は出走の0.04%(1999〜2018年)。直近4年は0.07%超で増加傾向。5〜9月は0.086%
リスク因子WBGT28℃超で20℃未満の28.5倍。せん馬4.9倍、牝2.4倍、1600m超1.8倍、4歳3.5倍・5歳以上3.9倍、低体重
JRAの対策競馬場のシャワー・ミスト、暑熱時間帯の競走回避。2027年夏からは1日7レースに削減する報道も
休養・復帰率数値未確認。トレセンでの熱中症は「食欲低下→発熱→補液→回復」が典型で、レースは回避して放牧に出すことが多い
近況での言い回し「暑さで食欲が落ちている」「熱中症の症状が出たが処置で回復」「無理せず放牧で立て直す」
出典:JRA馬事公苑「馬の主な病気」、Nomura et al. 2019、Takahashi & Takahashi 2020、JRA総研「研究所だより」2023年4月

競走中止・再審査・出走停止

用語意味出資者への影響
競走中止発走合図後、決勝線に到達しなかった。原因は疾病、つまずき、逸走、落馬、馬装具の破損など。JRAの「出来事」欄で公表疾病由来なら見舞金の審査対象になりうる。当日夜〜翌日のクラブ更新で診断名が出る
再審査調教不十分または健康に支障があると裁決委員が判断した馬に科す審査。斜行・逸走→走路調教再審査、ゲート入り不良・駐立不良・出遅れ→発走調教再審査合格するまで次走に出られない。近況に「発走調教再審査を受けて合格」と出る
出走停止他馬に危害のおそれ、調教不十分、健康に支障、薬品使用などで一定期間出走できない。鼻出血・タイムオーバーは1か月→2か月→3か月未勝利馬がタイムオーバーを繰り返すと、未勝利戦の期限内に使える回数が減る
出典:JRA競馬用語辞典「再審査」「出走停止」、JRA FAQ

疾病別ガイド④|近況に頻出する「軽いトラブル」

出資馬の近況で年に何度も見るのは、実は屈腱炎や骨折ではなく、このグループです。ほとんどが数日〜数週間で解決しますが、同じ言葉が続くと本当のサインになることがあるので、読み方をまとめます。

近況の言い回し何が起きているか休養の目安注意点
トモに疲れ/腰に違和感/コズミ後肢上部の筋肉痛・筋炎(コズミ)、または寛跛行(腰・股関節周りの障害の総称)コズミは数日、ウォーミングアップで改善。寛跛行は「症状により異なる」障害部位の特定が難しい。「トモの疲れ」が2〜3週続くなら放牧の可能性大
球節に腫れ/熱感球節の関節炎・腱鞘炎。腱・靭帯の損傷、剥離骨折、感染など原因は幅広いエコー・レントゲンで原因確定後に判断。異常なしなら数日「球腱の軟腫」は慢性化して痛みがなければ大きな問題になりにくいが、屈腱周囲の腫れは屈腱炎の前駆症状のことがある
挫石(挫跖)後蹄で前蹄底を踏んだり、硬いものを踏んで蹄底に内出血数日〜1〜2週間、乗り運動を控える蹄に熱を持ち、重度だと跛行。デビュー前の若馬に多い
裂蹄蹄壁の亀裂。縦裂蹄は冬の乾燥期に多いほとんど跛行なし。知覚部に達すると出血・疼痛蹄は月7〜10mmしか伸びないので、深い裂蹄は蹄の成長待ちで長期化
外傷(馬房内・輸送中・放牧中)転倒・蹴られ・柵などの創傷。洗浄・消毒傷の程度による。口角(ハミを掛ける部分)を切ると治るまで乗れない小さな傷の手当がフレグモーネ予防になる
疝痛腹痛の総称。馬は嘔吐できず腸が長いので起きやすい。変位疝(腸捻転など)は手術・致命的なことも軽症は投薬で当日〜数日施設内で疾病により死亡・安楽死した場合は13号見舞金の対象
出典:JRA馬事公苑「馬の主な病気」「馬の疝痛」、JRA競馬用語辞典「コズミ」「跛行」「挫跖」「裂蹄」

喉鳴り(喘鳴症)と喉頭形成術、そして去勢

喉鳴り

項目内容
何が起きているか喉頭を動かす神経の麻痺で披裂軟骨の動きが悪くなり、気道が狭くなる。全力疾走時に空気を取り込めず「ヒューヒュー」音
頻度とグレード若馬(1歳秋〜2歳春)の約14%にグレード1以上の所見。0〜3のグレードで2以下なら競走成績に影響なし。3以上は喉頭形成術(タイバック)の対象
手術の成績社台ホースクリニックの302頭(1998〜2008年):術後出走率88.1%、初出走まで中央値185日(約6か月)、術後の出走回数中央値10回。ただし術後賞金0円が25.2%、100万円以下が19.5%
合併症誤嚥性の気管・肺炎、長期の咳、披裂軟骨炎など
近況での言い回し「ノド鳴りの症状」「内視鏡検査で喉頭片麻痺と診断、喉頭形成術を実施」「術後は喉の状態を確認しながら」
出典:JRA競馬用語辞典「喘鳴症」、JRA日高育成牧場「育成馬の上気道疾患について」2018、BTCニュース83号

募集時のレポジトリー(喉の内視鏡動画)で気にする人が多いですが、グレード2以下は成績に影響しないというのが日高育成牧場の見解です。一方で手術が必要なレベルだと、術後に9割は出走できるものの4人に1人は賞金ゼロ。「手術したから元通り」ではなく「手術で走れる体には戻る」くらいの期待値が現実的だと思います。

去勢(せん馬)

疾病ではありませんが、近況で「気性面を考慮して去勢」と出ることがあるので触れておきます。JRA用語辞典の説明は「競走能力はあるが気が悪く成績の上がらない牡馬は、去勢すると従順になって成績が上がることがある」。効果を検証した一次データは見つからなかったので「未確認」扱いですが、出資者の実感としては調教で行きたがってブレーキが効かない、ゲートで待てないタイプに対して選ばれる印象です。

一点だけ注意したいのは、せん馬になると熱中症のリスクが牡の4.9倍、鼻出血も牡より高リスクという研究があること(Takahashi 2020、Sugiyama 2023)。夏場の出走は少し慎重に見るようにしています。

見舞金と抹消給付金|出資者にいくら戻るのか

頓挫のお金の話です。JRA登録馬がJRAの施設内で競走中・調教中・輸送中に事故に遭った場合、中央競馬馬主相済会(相済会)から事故見舞金が支給されます。屈腱炎などの疾病は別枠の疾病見舞金、引退時には抹消給付金。クラブ馬の場合はいったんクラブ法人(馬主)が受け取り、規約に従って出資口数に応じて分配されます(クラブ別の分配ルールは競走馬保険と見舞金のクラブ別比較で扱っています)。

号内容金額(2026年1月現在)
1号競走中の事故で死亡・安楽死705万円
2号調教中・輸送中の事故で死亡・安楽死690万円
3号競走中の事故で競走能力喪失670万円
4号調教中・輸送中の事故で競走能力喪失655万円
5号/6号12か月以上出走不能(競走中/調教・輸送中)420万円/405万円
7号/8号9か月以上出走不能395万円/380万円
9号/10号6か月以上出走不能340万円/325万円
11号/12号3か月以上出走不能275万円/260万円
13号施設内で疾病・負傷・天災等により死亡・安楽死685万円
疾病見舞金(17号)初出走後に施設内で発生した腱炎(屈腱炎を除く)・関節炎・蹄病・骨瘤・骨膜炎・眼病・鼻出血・心房細動・肺炎・胸膜炎・フレグモーネ・跛行で、引き続き6か月以上出走不能220万円
疾病見舞金(18号)施設内で発生した屈腱炎・蹄葉炎・胸膜炎・変位疝で9か月以上出走不能365万円
競走馬事故見舞金・疾病見舞金(2026年度。シルクホースクラブ・広尾サラブレッド倶楽部掲載の制度表より。3〜12号の「事故」は骨折・脱臼・外傷・腱断裂を指す)

ここで大事な区別が2つ。①「事故」=骨折・脱臼・外傷・腱断裂に限られ、屈腱炎は「疾病」枠なので、同じ1年休養でも骨折なら420万円、屈腱炎なら365万円(しかも9か月以上が条件)と差が出ます。骨瘤・鼻出血・フレグモーネ・跛行なども初出走後なら17号(6か月以上で220万円)の対象です。②出走不能期間は「3か月以上」から段階的なので、2か月で復帰した骨折には見舞金が出ません。近況で「見舞金の対象となる見込み」と書かれるのは、獣医師の診断で3か月以上の休養が確定した場合です。

もう一つ、引退時の抹消給付金は出走回数と年齢・抹消時期で決まります。2026年度の基本額は5走以上130万円、4走115万円、3走110万円、2走70万円、1走45万円、未出走30万円で、これに付加金(15〜115万円)が乗って、3歳4月24日までの5走以上で最大245万円、6歳以上の未出走で45万円まで下がります(広尾サラブレッド倶楽部ほか各クラブ掲載の2026年度表より。完全表は出資後ガイド④に掲載)。在厩通算60日未満や、1〜4号・13号の見舞金を受けた馬は対象外です。

出資者の手取りで言えば、40口クラブで420万円の見舞金なら1口約10万円、500口クラブなら約8,000円。「見舞金で元が取れる」ことはまずなく、あくまで維持費の一部が戻る程度と考えておくのが精神衛生上いいと思います。

実例で見る「頓挫→復帰」の時系列(要約)

数字だけだと実感が湧かないので、私の出資馬で実際にあった頓挫を、時系列で要約して載せます。いずれも軽度で済んだケースですが、「近況でこう書かれたあと、何日後にどうなったか」の参考にしてください。

ケース1:跛行→熱発→骨瘤の兆し(2歳・デビュー前)

時期出来事(要約)私の受け止め
4月育成場で右後肢に跛行。大事には至らず調教継続との報告「跛行」の2文字で身構えたが、続報がないのは良いサインと学んだ
6月末リフレッシュ明けで騎乗再開、坂路も開始。馬体重506kgデビューは当初の想定より2〜3か月遅れ
7月7日天栄経由で美浦に入厩ここまで来れば一安心、と思ったら
7月8〜9日入厩初日に発熱、2日後には平熱に戻りゲート練習開始。カイバ食いは落ちず輸送熱の典型パターン。食欲が落ちていないのが軽症の目安
7月中旬管骨に骨瘤が出かかっているとの報告のあと、天栄へ放牧正直いちばん不安だった時期
8月14日天栄で14秒ペースまで進む。514kg骨瘤の続報が消えた=落ち着いたと読む
8月28日10月14日 東京芝1400mでのデビューを目標に。506kg放牧から約6週間で目標レースが出た
10月14日予定どおりデビュー跛行→熱発→骨瘤と3つ重なっても、デビューは半年遅れで済んだ
サンデーレーシング出資馬(2023年)の近況を要約

ケース2:熱中症で出走回避→3か月後に復帰→昇級戦を勝利(3歳)

時期出来事(要約)私の受け止め
7月上旬週末から飼い葉食いが落ち、週明けに発熱。補液で体温は落ち着き、水曜には軽く時計を出せたが、馬体重が410kg前後まで減少熱中症は「食欲低下→発熱」の順で出る
7月12日予定していた16日の福島戦を回避し、放牧で立て直す方針楽しみにしていた番組だっただけに落胆。ただ夏の福島は使わない判断に納得
10月9日約3か月ぶりに東京ダートで復帰(5着)放牧→帰厩→復帰まで3か月が、夏の頓挫の標準的な長さ
12月9日中京の1勝クラスを勝利。-2kgの422kg熱中症は「その年の夏を失う」頓挫であって、能力を損なうものではないと実感
レース後左前の繋ぎの内側に腫れ。念のためエコー検査を行い異常なし。天栄へ放牧「腫れ→エコー→異常なし」は勝った直後でも普通に起きる
シルクホースクラブ出資馬(2023年)の近況を要約

ケース3:馬房内の口角のケガでデビュー延期(2歳)

こちらは近況報告の読み方でも触れたケースです。8月20日のデビューに向けて最終追い切りを終えた翌日、馬房で口角を切って出血。ハミを掛ける部分なので完治するまで乗れないと判断され、しがらきへ。9月1日に周回・坂路で乗り運動を再開し、10月1日の阪神で新馬戦2着。ケガそのものは軽微でも、デビューが6週間ずれるのが外傷の面倒なところです。

出資者としての受け止め方

頓挫の知らせを受けたとき、私は次の順番で考えるようにしています。

順番確認すること判断の目安
①命に関わるか予後不良・変位疝・フレグモーネ重症化・重度の熱中症以外は基本的にNo。まず落ち着く
②復帰率はどのくらいか屈腱炎19%、管骨骨折5割前後、腕節・球節の剥離骨折6〜8割、ソエ・骨瘤・熱発・外傷はほぼ100%
③休養は何か月か・その馬の残り期間に収まるか3歳春の屈腱炎は未勝利期限に間に合わない。2歳秋の骨折は3歳夏に間に合う
④見舞金の対象か3か月以上の出走不能が確定してから。近況の「見舞金の対象となる見込み」の一文を待つ
⑤復帰後に成績が落ちるタイプか屈腱炎・管骨骨折は落ちやすい。腕節・第1指骨の骨折は落ちにくい
頓挫の知らせを受けたときの確認順

そして、一口馬主で長くやっていくために私がいちばん大事だと思っているのは、頓挫を「出資馬のせい」にも「クラブのせい」にもしないことです。運動器疾患は競走馬の病気の3分の2を占め、骨折は出走の1.6%で起きる。5〜6頭持てば数年に1回はどこかで当たります。だからこそ、1頭に感情を全部乗せるのではなく、複数頭・複数世代に分散して持つのが、結局いちばん楽しく続けられる形だと思っています。

疾病・故障 早見表

疾病・故障部位休養の目安復帰率復帰後の成績見舞金心構え
ソエ前肢管骨前面数日〜3か月ほぼ全頭影響なし対象外デビューが1〜2か月ずれる
骨瘤・深管骨瘤管骨数週〜数か月(未確認)高い慢性化後は良好17号(初出走後・6か月以上)再発防止に休養をしっかり
フレグモーネ四肢の皮下数日〜数週(未確認)高い—17号(初出走後・6か月以上)早期治療なら軽い、遅れると危険
熱発・感冒・輸送熱全身数日ほぼ全頭影響なし対象外入厩直後の定番。食欲が落ちていなければ軽症
浅屈腱炎前肢の腱平均331日(最低8か月)19%有意に低下疾病見舞金18号 365万円(9か月以上)引退を含めた覚悟。年齢と残り期間で判断
腕節の剥離骨折膝6〜9か月79%差なし事故見舞金(3か月以上で対象)半年後の復帰を普通に期待していい
第1指骨の剥離骨折球節3〜6か月良好差なし同上同上
第3中手骨・中足骨の骨折管骨平均273〜304日46〜51%有意に低下同上命は助かる。走りが戻るかは五分
第1指骨骨折球節平均265日59%差なし同上固定手術がうまくいけば戻る
鼻出血肺平均156日+出走停止1〜3か月63%低い傾向17号(初出走後・6か月以上)2回目以降は習慣性を疑う
熱中症全身数週〜3か月(放牧)高い—対象外その夏を失うが能力は損なわない
喉鳴り(手術)喉頭約6か月術後出走88%25%は賞金ゼロ対象外「走れる体に戻る」程度の期待値
トモ・腰・コズミ後肢上部数日〜数週高い—対象外2〜3週続けば放牧
球節の腫れ球節検査結果次第———屈腱周囲なら要注意
挫石・裂蹄蹄数日〜数週高い—対象外蹄の成長待ちで長引くことも
外傷—傷の程度による高い—事故見舞金(3か月以上)口角なら乗れない期間が発生
疝痛消化器当日〜数日(変位疝は手術)——変位疝は18号、死亡時13号変位疝は命に関わる
本記事の内容の早見表。「—」は一次資料に数値なし

よくある質問

Q. 「骨折」と聞いたらもう終わりですか?

いいえ。競走馬の骨折の85%以上は腕節(膝)か球節で、剥離骨折なら復帰率は6〜8割、復帰後の成績も落ちません。レース中の骨折689件のうち予後不良は25件(約3.6%)です。近況に「関節鏡手術で骨片を摘出」と出たら、半年〜9か月後の復帰を待つ頓挫だと受け止めて大丈夫です。

Q. 屈腱炎はなぜそんなに厳しいのですか?

一度傷んだ腱の線維は元の構造には戻らないためです。JRAの16年間の追跡では中央競馬への復帰率は19%、復帰しても賞金・複勝率は有意に低下、再発率は約7割。加えて休養が平均331日かかるので、3歳や5歳後半の発症だと残り期間に収まらず、クラブは引退を選びやすくなります。

Q. 見舞金はいつ、いくら戻ってきますか?

事故見舞金は「3か月以上出走不能」が診断で確定してから相済会に申請され、クラブ経由で出資口数に応じて分配されます。金額は3か月以上で260〜275万円、6か月以上で325〜340万円、12か月以上で405〜420万円、死亡・安楽死で655〜705万円(2026年度)。屈腱炎は疾病見舞金(18号)で9か月以上365万円、骨瘤・鼻出血・フレグモーネ等は17号で6か月以上220万円です。40口なら1口あたり数万〜十数万円、500口なら数千円〜1万円台になります。

Q. 鼻出血を出したら次はいつ走れますか?

競走中の鼻出血(外傷性を除く)は1回目1か月、2回目2か月、3回目以上3か月の出走停止です。JRAの追跡データでは平均休養156日、復帰率63%でした。冬・重馬場・短距離で起きやすいので、復帰後の番組選びにも影響します。

Q. ソエや骨瘤は将来の骨折につながりますか?

BTCの調査では、ソエを出した馬と出さなかった馬でその後の骨折頭数に差はありませんでした(各20例)。ソエを繰り返すと骨瘤になり、慢性例でもコブは残りますが痛みは消えて予後良好とされています。ただし休養管理が不適切だと再発・慢性化するので、「ソエで放牧」は必要な休みだと考えてください。

Q. 近況の「トモに疲れ」はどのくらい心配すべき?

1回だけなら筋肉痛レベル(コズミ)で数日で解消します。2〜3週続けて同じ表現が出る、あるいは「歩様に硬さ」「腰に違和感」が加わってきたら、寛跛行として障害部位の特定が難しいケースに入っているので、放牧に出る可能性が高いと読んでいます。

まとめ

  • 競走馬の病気の3分の2は運動器。骨折は出走の1.6%、屈腱炎は年500頭前後、ソエは年1,000頭。5〜6頭持てば数年に1回は当たる
  • 「骨折」は部位で決まる。腕節・球節の剥離骨折は復帰率6〜8割で成績も落ちない。管骨の完全骨折は5割で成績が落ちやすい
  • 「屈腱炎」は別格。復帰率19%・休養331日・再発7割。年齢と残り期間で引退判断が決まる
  • ソエ・骨瘤・フレグモーネ・熱発・熱中症・外傷は「時期を失う」頓挫であって「能力を失う」頓挫ではない
  • 見舞金は3か月以上の出走不能から。事故(骨折・脱臼・外傷・腱断裂)と疾病(屈腱炎など)で枠が違う。元は取れない、維持費の一部が戻る程度
  • 頓挫の知らせを受けたら「命→復帰率→残り期間→見舞金→復帰後の成績」の順で確認する

続きは競走馬保険と見舞金|クラブ別の加入率・特約・分配ルール比較(出資後ガイド③)で、この見舞金や保険がクラブごとにどう分配されるのかを扱っています。

この記事で「未確認」としている項目

  • ソエ・骨瘤・フレグモーネ・熱発・熱中症・球節炎・挫跖・疝痛・寛跛行・外傷の休養日数・復帰率・再発率の統計(一次資料に数値なし。本文の日数は獣医師の解説や一般的経験則)
  • 鼻出血の出走停止の根拠となる競馬施行規程の条番号(JRA馬主向けFAQの記述は確認済み)
  • 去勢による成績改善効果の一次データ
  • 「未勝利のまま引退する馬のうち故障が理由の割合」
  • 見舞金・給付金の金額は2026年度のクラブ掲載値。年度改定があるため申請時点の額はクラブ資料で要確認

更新履歴

  • 2026年9月26日:初版公開

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